秋は乾燥の季節、秋の養生法 ヨガで肺を元気に。

ヨガ 柴田君代

2015年10月07日 21:43

10月に入り、朝晩は肌寒くなってきましたね。
今週のヨガのテーマは 中医学の考え方をとりいれた「秋の養生法」のレクチャーと、
秋に影響を受けやすい臓器は "肺"なので 「肺」を元気にするヨーガを行なっています。


肺と鼻の諸症状に効果のあるツボ押し + 肺経・経絡ストレッチ + 肺に効果的なハタヨガポーズ(魚のポーズなど)  + 感情をコントロール (中医学では悲しみの感情も肺に関係する) 呼吸法を取り入れ、90分間ゆったりとしたヨガの時間を皆さんに過ごしていただいています。


終わった後は、丁寧な中医学の説明がわかりやすくて勉強になった、鼻の通りが良くなった、とか
呼吸もカラダも楽になって気持ちいい♪、と 帰り際に感想をいただいて 皆さんが元気に部屋を後にしてくれると私もうれしいです。


ヨガを続けると 心肺機能が高まって風邪を引きにくいカラダを作ることができますよ。


五行表を基にレクチャーをしています。 中医学では 秋は「乾燥の季節」と考えられています。 ちょっとした説明を写真の下に記載しますね。



中医学の五行説の考え方は、自然界や人間の体は 木・火・土・金・水 という5つの要素から成り立ち、各要素はある一定の法則に基づき、互いにバランスをとっています。 それによると、 秋は「金」に属しています。 

また 中医学では 秋は「乾燥の季節」と考えられています。

秋は空気が乾燥しやすいので、病気の外因となる気候は「燥」。

「燥邪」の影響を受けやすくなります。

「燥邪」の影響を受けやすい臓器は「肺」なんですね。
 

乾燥については

☆喉や鼻は肺とつながっているため、のどや鼻が乾燥しやすくなります。 

肺と大腸は表裏の関係といって お互いに関わりがあるため、大腸も水分が不足気味になり便秘になりやすくなります。

☆お肌、皮膚も乾燥したり かゆみが出たりします。

咳や痰が出しにくい、それが喘息につながることもあります



改善方法として、乾燥していたらやはり加湿!!  空気が乾燥すると、のどや鼻の乾燥や インフルエンザなどのウイルス感染も起きますものね。

そして女性のお肌や髪にも乾燥は大敵。 お肌も十分潤してもちもちしっとりお肌に。カラダの内側と外側からも水分もしっかりとって便秘対策も忘れずに。



薬膳の考え方を取り入れ、秋の季節には 「白色のもの」を食べるといいそうです。 例えば、ニンニク、ダイコン。

辛いものをとりすぎはいけませんが、「辛い味」のものを食するといいそうです。 例えば、ニンニク、ネギ、ショウガ。

辛い食材は 気や血の巡りをよくして、発汗を促し痛みをとってくれるそうです。冷えやすい季節に向いていますよね。


喉に良い食材は、 梨 (ナシ)、れんこん 、ごぼう 、銀杏(ギンナン)など、だそうです。

やはり秋の季節に収穫されるものが適しているんですね。

こうやって見てみると、中国2,000年以上の知恵に基づいたものが脈々と受け継がれているんだわ~、とつくづく感じます。

薬食同源の考え方で 食べるもので体を元気に!! 

医食同源については以前こちらに書きました。



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