五行説と経絡ヨガ

五行説とは、自然界も人間も　「木・火・土・金・水」　という５つの要素 (五行) から成り立ち、相生・相克の関係でバランスを保っているという考え方です。



相生は　「木は火を、火は土を、土は金を、金は水を、水は木を生み出す」関係
　木は燃えて　火を生み出します。
　火は燃え尽きると灰になって　土を生み出します。
　土の中には鉱石・金脈があり　金を生み出します。
　金脈のあるところには水脈があり　水を生み出します。
　水は種から芽を育成して　木を生み出します。

相克は「　木は土を、土は水を、水は火を、火は金を、金は木を抑制する」関係
　木は土の中に根を張って養分を奪って抑制します。
　土は水をせき止めて抑制します。
　水は火を消して　抑制します。
　火は金属を溶かして抑制します。
　金属は斧になって　木を切り倒して抑制します。

このように、相生・相克関係が全体のバランスを保っています。

これを五臓に置き換えると
木は肝、火は心、土は脾、金は肺、水は腎

だからバランスが崩れると体に不調が生じるんですね。
五行は五臓においても、相生・相克の関係を活かし、病気の治療や予防に活用されています。

例えば、脾の働きが強くなると腎の働きを抑制し、肺は弱った腎の働きを助けると考えます。

経絡ストレッチヨガでは、五行説の考え方に基づいて　疲れている内臓の調整をして全体のバランスを整えるレッスンをしています。